短文小説「未来のロボット」
なんで僕のロボットはこんなに弱いんだよ!
時代は2045年一家に一台ではなく、一人一台のロボットが新政府から持たされる時代に、これは少年少女たちがロボットと共に成長していく物語である。
ダメ
自分のロボットは大切に、大事しないと
ロボットには大別すると3規格あり、そこからパートナーが手のかかる範囲でカスタムをしていく。
あの子の頭の中にはデーターがある。それもとびっきりのね。あの子しかしらない、代々受け継いできた時代のデーターに対応する。
ときどき感情が勝り暴走するの、合理化の限界地がある。
そりゃあ人の数を数字と割り切ってしまえば暴走もするだろう、なんたって「人」なんだから。
だがロボの数となればどう、ほら不思議だろ、人と比べればずいぶん感情のブレが変わってくるだろう。
そりゃそうだ有機物の肉体と無機物の物質じゃそうなって当たり前だ。
いやね、男性はそうやってすぐに合理化を図ろうとする。
私たちの体も物質的な枠組みでは有機物だろうが無機物だろうが一緒よ。
©ゲームライターハヤミ